受験物理を勉強するコツ・押さえるべき共通の法則

物理は難しいと感じる人って多くいると思うんですよね.

ここにきてくれているあなたもそのうちの一人かもしれません.

今回は,物理を勉強する上で押さえておきたいポイントや法則性,よく出てくる式の形などを紹介します.

勉強のコツ

物理は問題ごとに解法を覚えていたら10年かかってしまいます.

見たことない問題や難しい問題でも必ず芯になる知識や公式があります.それをいかに見抜くかが物理を得点するポイントのひとつです.

芯になる部分を見つけるにはまず

公式や物理量,定義を根本から理解すること

これができれば簡単に問題の筋道を立てることができるようになります.

もちろん公式や物理量といった定義の根本は微分積分で定義されていることも多いんですが,そこまでのことはしません.

あくまで「速度は単位時間あたりにどれだけ進めるかを定義するもの」という感じです.

速度での例は簡単ですが,これを原子物理や電磁気学まで応用していきます.これがしっかりできていればセンターレベルなんて楽勝です.

旧帝国大・有名私立大レベルになると微分積分で物理を解けるとかなり有利になるのは事実です.微積の物理を学びたい人向けのページも作っていきたいと思います.

さらに,物理の場合は,

式や単位にすべて意味がある

ってことを知っておくのが大事.式や単位の意味を覚えるのが重要になってきます.

「は??何言ってんの?どういうこと?」という人もいるかもしれません.それが普通です.

意味があるって抽象的でよくわかんないですよね?簡単に言えば式を日本語で立てれるようになりましょうってこと.

わかりにくいので一旦速度で例えてみましょう.

「速度なんてみんな知ってるわww」って感じですよね.速度とは,

$$単位時間当たりに進める距離のこと(速度=\frac{進んだ距離}{経過時間}$$

$$v=\frac{x}{t}$$

というのが定義です.

これはある瞬間の物体の速度を求める式で,ある時間内に進んだ移動距離から,「じゃあ単位時間にはこれだけ進むよね~~」っていうのを算出してるって意味

単位がm/s(距離÷時間)なので当たり前ですよね.

さっきの「定義とか公式の定義しっかり理解してねって言ったのと同じようなことです.

もっとくどく(厳密に)言うなら,

$$v_t=\displaystyle \lim_{\Delta t \to0} \frac{x_{t+\Delta t}-x_t}{\Delta t}$$

という極限の式になります.

\(x_{t+\Delta t}-x_t \)は\(\Delta x\) のこと,つまり\(\Delta t\)の間に進んだ距離のことで,この調子だと単位時間にどれだけ進むかっていうことを考えてやればいいわけです.

こういうのがほかの単位でもしっかり理解できているだけで,物理の勉強はだいぶ楽になります.

こういう解説を各章でやっていこうと思います.

 

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